「早く済ませてくださいまし……」
亀の前はとうとう鼻を鳴らし始めたかと思うと、汗と陰汁で滑りきった尻を自らせり上げて泣き出した。
「はいはい、解りましたよ」
欲情した女というものは何と美しく愛らしいものか、政子の心の中には,亀の前へ憐憫の情と愛情みたいなものが沸いてきて、濡れそぼる陰門に口をつけ、その襞を一本ずつ延ばすように舐めあげ、更には,つぼめた舌先を蕾の中ほどまでムニュッと差し入れた。
「ウウ、フン、フン、フン……」
女のいままでの鳴き声が、徐々に甘い喘ぎ声に高まっていく。
「もうすぐだよ、この不埒女め、後、暫くするうちに、そなたはヒイヒイ泣いて私の前で許しを請うことになるからネ、その可愛いお乳とお尻をもっと振ってごらん」
牢主は、狂おし気に躍る乳房のふくらみを甘く咬んでみせ充血して尖った紅い乳首を舐ってみる。女囚は哀れっぽく泣き叫んで全身をワナワナと震わせ、ぐったりと縄に裸身を委ねるばかり。
荒々しい淫情にあえぎ毒々しい紅で彩られた政子の唇が、嗚咽して哀願する女の無垢な唇を防ぎ、窒息するほど舌を吸う。
「そなたのお乳は凄く敏感だね、おまえは色好みで天性の淫売だよ、殿に吸われたり舐められながら、どんなに美しい歌声をお聞かせしたのかえ……妾も一度、聞いてみたいもの、そなたの美しい泣き顔を見ているだけで妾の頭も変になりそう……」
政子はねっとり潤った己の女芯と漆黒に濡れそぼる茂みを、女の熱い淫花にこすりつけた。
「やれやれ、亀どのも満更ではない様子ではないかえ、そなただけをいい目に合わすのは間尺に合わないから妾もご相伴に預かりますよ。さあ、もうひと汗かいて、一緒にいい想いをしてみまいか」
政子に散々弄ばれ疲労困憊の女囚亀の前は、緊縛されたまま、ようやく床に身を横たえることが許された。甘美な香りを発しながら玉のような汗が全身を覆い、切なげな吐息が、ハア、ハアと絶え間なく漏れている。