第1章 人生の座標軸としての自分軸

1 自分軸の前提

(3)死生観と人生の5大事実 

③人生の5大事実

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  • a) 今
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  • このうちマインドフルネスはアップルやグーグルなどの世界的に有名な大企業でストレスの解消や効率性の向上などの目的で採用され、また、成功者や幸せな人生を送っている人にはこの瞑想習慣を持っていることも少なくありません。

  • ここで思考と瞑想の違いは「思考(注1とは自己が自意識を持って主体的に何かを考えることであるのに対して、「瞑想」とはその思考している自己を客観的に別の自己が認識(メタ認知(注2)しまたは思考を停止している状態のことです。

    サキ:よくわかりました。理想的な心の状態になるためにマインドフルネスをしてみます。ところで「集中」に関連してなぜ「シングルタスク脳」の状態が望ましいのですか


    注1 思考は認知的な機能を司る認知脳の働きです。メタ認知は感情的な自分を客観的に見ている思考(感情)の外にいるという意味で非認知脳的な働きになります。

  • なお、「思考や理性」と「感情・感覚やイメージ」の強さを比較すると、感情・感覚やイメージの方が強烈でリアルに感じるので強く、行動を起こさせる強い動機や原動力になります。それゆえ、いわゆる「(理性で)わかっているけど(感情を)止められない!」という心の2重構造という状況が日常的に生じます。

  • 注2 「メタ認知」とは空が雲を眺めるように感情的な自分をもう一人の理性的な自分が第3者の目で客観的に見ることすなわち自分自身の感情や思考を俯瞰的てきにありのままに観る方法のこと(客観的な自己観察)であり、悟った人が用いる意識です。ここでは「自分で自分(の感情)が(客観的に)見えている」状態であり、自己の感情を客観化・空化し、それがない状態に目覚めることです。
  • なお、「瞑」とは目を閉じてリラックスし心静かになることであり、「」とは思い描くことです。この際に東洋的な外部からの刺激に対して反応しない方法として、感じ(受)ても想(想)わざれば考えないし(価値判断[識]しない)、行動(行:すなわち反応)しないという方法があります。