絵本・漫画 絵本 2023.09.20 【絵本】"おまく"はおとまりかいに つれていけない きっと みんなにわらわれる… おまくま 【最終回】 森 桂 きみに必要なだけいっしょにいるよ。ずっと、ずーっと。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 本記事は、森桂氏の書籍『おまくま』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 おまくま
小説 『迷いながら揺れ動く女のこころ』 【最終回】 松村 勝正 主人は下半身麻痺で、車いすの生活です。障害を承知で結婚しました。でも、私は何もしません。入浴介助からリハビリまで… 「そうよ、山形さんも注意遊ばせ。二人で篠田、山形と苗字で呼び合うのはいかにも他人行儀ね。これからはお友達になったのだから、下の名前で呼びましょうよ。私は『陽子』。山形さんは?」「私は『美代子』と言います」「素敵な名前ね。美代子さんは青葉台でしたわね? 長いんですか?」「まだ二年程です」「お子さんは?」「いません。主人と二人きりです」「ご主人のお仕事、伺ってもいいかしら?」「主人は在宅で個人事務所…
小説 『浜椿の咲く町[人気連載ピックアップ]』 【第36回】 行久 彬 着の身着のまま出て来た大阪――あれから2年が経ち、30台前半の丸みを帯びた体からは抑え切れない色香が漂い… 花火のあった翌日から美紀は髪形をポニーテールから夜会巻きに変えた。時折和服を着て店に出るようにもなった。「どうした、ママ、何かあったの?」しっとりと落ち着いた雰囲気になった美紀は客たちから何か心境の変化でもあったのかと盛んにからかわれた。「何の変化も無いから髪形ぐらい変えてみようと思っただけよ。それより、近頃何か良いことでも無いの?」美紀は訊かれる度にそうはぐらかし、客に心の内を語ることはなかっ…