絵本・漫画 絵本 2023.08.14 【絵本】どんなときでも "おまく"をぎゅっとすれば だいじょうぶ。でも みんなは… おまくま 【第2回】 森 桂 きみに必要なだけいっしょにいるよ。ずっと、ずーっと。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 本記事は、森桂氏の書籍『おまくま』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 おまくま
小説 『アイアムハウス』 【新連載】 由野 寿和 静岡県一家三人殺害事件発生。その家はまるで息をするかのように、いや怒っているかのように、大きく立ちはだかり悠然としていた 午前十一時。サイレンを鳴らさず、車両は静岡県藤市十燈荘(じゅっとうそう)に到着した。静岡中央市にある県警本部から十燈荘までは、藤湖をぐるっと大回りして藤市経由でトンネルを通り、小山を登ることになる。藤湖を見下ろす高級住宅街、十燈荘は、土曜の昼だが活気はない。既に外部への交通規制が敷かれているとはいえ、不気味に静まり返っている。ここで殺人事件があったことを、住民達が知っている気配はなかった。その家…
小説 『空に、祝ぎ歌』 【最終回】 中條 てい まっ黒な高級車、白い革張りの後部シートに座っている60歳くらいの男。彼が40歳を過ぎて授かった男の子は… 「またあいつがきたんだって!」「ああ、だけど今度はカーシャのことだったよ。お前があんなことを言うから心配だったんだけど、大丈夫だ。全然気づいてないよ」目をぎらぎらさせたキーラに、エゴルは落ち着けとタバコをすすめたが、キーラは余裕なくそれを断った。「最悪。またカーシャに会いにくるらしいって聞いたけど、いつなの、今度は」「昼にこいって言っただけだ。明日かもしれないし、一週間先かもしれないし、気を持た…