Chapter 01 キャリアを「天職」にする

~経験を重ねることが人生戦略の第一歩~

①「キャリア」を楽しむ

「キャリア」を通じて、自分が成長し、しごとを通して、かけがえない経験や出会いを頂く、人生を楽しむ生涯を送る。「キャリア」は自分の人生を思うように生き、楽しむために積んでいくものと理解している。

「キャリア」において、理想的な人は、しごとを楽しんでいる。彼らにはリタイアということばはないと思う。「生涯現役」、ほとんどの人は死ぬまで働こうとする。妻の父は東大法学部卒、上場会社社長・会長を経験した後、中小企業診断士の通信教育を受け、中小企業を指導した。

わたしの場合も、「自己表現」の手段として、著書、講演、コンサル、顧問活動など、喜ばれて、自分も成長し、新たな発見もある、お金まで頂く、楽しくてしかたがないのだ。現在の「キャリア」は、若い時からのキャリアの考え方から生まれた。言い換えれば、わたしの「自己実現」である。

コンサルや顧問活動では、テーマがあり、苦労するときも多いが、自分も成長し、達成感が得られる。大学の非常勤講師、母校の教壇に立って、経験したことを後輩に伝える。そのためには、自分もよく勉強する。テストの採点には苦労するが、これ以上の喜びはない。学生から頂いた授業感想文は貴重だ。わたしのキャリアの評価にもなっている。