①新しいことは一気に変えない。ちょっとずつ変えていこう
「さぁ、自分を変えるぞ。過去のイケていない自分とはおさらばだ!」
新しい情報に触れ、モチベーションが上がると、過去の自分を一掃したくなるパパ、意外といるのではないでしょうか。僕もその一人。セミナーや本で触発されると、速効性を求めるあまり、あれもこれもバンバン変えようと躍起になって行動しました。
しかし、一気に変化しようとすると、残念ながら長続きしません。すぐ息切れして、やらなくなり、結局何も残らなかったことが多々ありました。夫婦間のコミュニケーションについても同じことが言えます。考え方、行動、生活スタイル、コミュニケーション。変化したいのであれば、次の大原則を念頭に置いておきましょう。
「一気に変えない。一つずつ試していく」
今まで、やってなかったことを一気に変えようとすると、自分も周囲もストレスがかかります。今まで雑だったコミュニケーションを一気に変えてしまうと、パートナーから
「怪しい。浮気でもしてんじゃないの?」
なんて、思われちゃったりします(笑)また、改善は後戻りしにくいのが一般的です。今まで家事を一切やっていなかったのに、ある日を境に家事の殆どをやるようになった。しかし、数日も経つと、息切れして、結局元に戻って何もしたくなくなる。そうなると
「あ~あ、頑張ってくれると思ったのになぁ」
と、落胆させ、実力値とはかけ離れた期待値を与えてしまうことになります。昔、テレビ番組でおしどり夫婦特集がありました。その中で、インタビュアーが旦那さんに、夫婦円満の秘訣を聞いた際のコメントが衝撃的でした。
「一気に改善しない。お互い疲れるから」
この言葉は、研修やコーチングでも時々引用しています。高みを目指す、大きな成果を掴みたいと思うことは悪くないです。しかし、あれもこれも急に変えようとする必要はありません。少しずつ変えていき、
「結果として、気づいたら変わっちゃっていた」
がスムーズです。持続可能な家庭の成長目標(家庭版SDG‘s)のイメージで、肩の力を抜いて、変化を楽しみましょう。