小説 絵本・漫画 絵本 読み聞かせ 2023.07.11 【絵本】大好きなくりの木のそばで「たのしい きもちが すこしずつ よみがえってきた」 ドビイとおおきなくりの木 【第4回】 はない みほこ 生きることって、こんなにもせつなく、いとおしい。 生きる勇気がわいてくる、大切なものを思い出させてくれる絵本。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 こぐまのドビイは、生まれた時からおおきなくりの木に見守られて、おかあさんと2人で幸せに暮らしていました。ある日、冬じたくをするために、おかあさんが木の実をひろいにでかけます。しかし、いつもならとっくに帰ってきてもいいころなのに、いつまでたってもおかあさんは帰ってきません。そのまま春が過ぎ、夏が過ぎ、また秋がきて......。※本記事は、はないみほこ氏の書籍『ドビイとおおきなくりの木』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 【前回の記事を読む】【絵本】「おかあさんが いてくれたから いまの ぼくがいる」 ドビイとおおきなくりの木
エッセイ 『ある朝、突然手足が動かなくなった[人気連載ピックアップ]』 【第4回】 市川 友子 痛みから解放されたい、喉を切開して直接チューブを入れてほしいとまで思っていた。そして声も出せなくなり、その辛さは想像を超えた 【前回の記事を読む】足から始まり、喉の筋肉も動かなくなり、しだいに呼吸困難になっていった。そして、たった1日半で動かせるのは首のみになった…【28日】 この日は血漿交換は休みだが検査は続いている。2時間ごとに看護師さんや介護士さんが、私の腰に枕を挟み床ずれ対策をしてくれる。私は寝ているだけだ。【29日】私は血漿交換の説明を受け、腕に針を刺されたことは覚えているが、終わったのは記憶にない。【30日…
小説 『二十世紀のおとぎ話』 【第4回】 オー・クンケー 王さまが示した5色の輪。黒の輪を引いた第3王子エリオットは、世界一強いものを探す旅で最も遠い地「アジア」へ向かう 【前回の記事を読む】兄妹で何かを決めるときは、"5色の輪"のくじで決めていました。母親に読んでもらう本、アップルパイを味見する順番…「お父さん、ここ王宮に架かる橋の下側は、すべて半円形のアーチ型になっています。どうして、あのように造られているのですか?」エリオットが橋を指さしてそう聞くと、アルバートは五人を橋のたもとまで連れて行きました。そして、いくつもの黒い石を細長い石の“クサビ(楔)”で繋(…