小説 絵本・漫画 絵本 読み聞かせ 2023.05.10 【小説】ふゆじたくを むかえた ある⽇、おかあさんの すがたが なかった ドビイとおおきなくりの木 【第1回】 はない みほこ 生きることって、こんなにもせつなく、いとおしい。 生きる勇気がわいてくる、大切なものを思い出させてくれる絵本。 この記事の連載一覧 次回の記事へ 最新 こぐまのドビイは、生まれた時からおおきなくりの木に見守られて、おかあさんと2人で幸せに暮らしていました。ある日、冬じたくをするために、おかあさんが木の実をひろいにでかけます。しかし、いつもならとっくに帰ってきてもいいころなのに、いつまでたってもおかあさんは帰ってきません。そのまま春が過ぎ、夏が過ぎ、また秋がきて......。※本記事は、はないみほこ氏の書籍『ドビイとおおきなくりの木』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 ドビイとおおきなくりの木
小説 『いつか海の見える街へ[人気連載ピックアップ]』 【最終回】 須賀 渚 彼女はひとりで逝ってしまった――。危篤になる前に「会いたい人はいないか」と看護師が聞いたそうだが、彼女は… 【前回記事を読む】「私、ここに自分のお墓を買ったの」と話し出す彼女。「身寄りがないから…ほんとはあなたのそばにいたいけど、許されないわ」扉が開いて、以前にも会ったことのある婦長が現れて「面会室」と書かれた部屋に案内された。向かい合わせの椅子があり、座るようにと手で示した。向かいに腰を下ろした婦長は、低い穏やかな声で話し始めた。年末の風邪の症状から高熱を出し、さまざまな治療が試みられたが、免疫力が…
小説 『夢を叶えた、バツイチ香子と最強の恋男』 【第2回】 武 きき 離婚してから3ヶ月。住み込みで始めたお屋敷のお手伝いは、夢のような仕事だった。「今日はご主人様のために何を作ろう?」 【前回の記事を読む】「今度こそ自分の好きなことをして生きたい」42歳で離婚した彼女は、仕事も住まいも変えて心機一転。そこで運命の出会いが…「何かあるかな? 乾麺があるな。ざるそばでも作るかな」「ご主人様、お昼はざるそばでいいですか」「夕飯からでいいよ」「私も食べたいので、作っていいですか?」「そうか。いいよ」「ありがとうございます。ネギ、ワサビ、少し、胡麻油を入れると美味いんだな~」「ご主人様。…