エッセイ 小説 絵本・漫画 絵本 動物 現代社会 2023.07.03 【絵本】「ごはんをください」...必死の訴えに「よく吠える子ね」 繁殖犬になった華ちゃんのおはなし 【第7回】 珠生 満ちる 「華ちゃん」という名前で呼ばれるまでの物語 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 日本中、世界中にたくさんの動物の命がある。厳しい環境で命を奪われてしまう動物もいれば、とても恵まれた環境で命を全うする動物もいる。そんな命の差をどうすべきなのか。動物の命について考えるきっかけになる、華ちゃんのおはなし。※本記事は、珠生満ちる氏の書籍『繁殖犬になった華ちゃんのおはなし』(幻冬舎ルネッサンス)より、一部抜粋・編集したものです。 繁殖犬になった華ちゃんのおはなし
小説 『アイアムハウス』 【新連載】 由野 寿和 静岡県一家三人殺害事件発生。その家はまるで息をするかのように、いや怒っているかのように、大きく立ちはだかり悠然としていた 午前十一時。サイレンを鳴らさず、車両は静岡県藤市十燈荘(じゅっとうそう)に到着した。静岡中央市にある県警本部から十燈荘までは、藤湖をぐるっと大回りして藤市経由でトンネルを通り、小山を登ることになる。藤湖を見下ろす高級住宅街、十燈荘は、土曜の昼だが活気はない。既に外部への交通規制が敷かれているとはいえ、不気味に静まり返っている。ここで殺人事件があったことを、住民達が知っている気配はなかった。その家…
小説 『不倫された側[人気連載ピックアップ]』 【第8回】 及川 夢 「何だ、浮気の心配なんてないのかな?」安心した途端、妻の車に仕掛けたGPSが自宅から20キロも離れた町で止まった! 享子は朝6時まで仕事をしている。だから交代、引継ぎ、着替えなどを済ませて6時30分くらいには駐車場から動き出すだろう。手のひらの中のスマホの中の点が、駐車場の点がついに動き出した。あれ? 点が駐車場からスーパーの中に移動して、止まったまま動かない。10分、20分と経つ。動かない。「ヤバい!」GPSが見つかっちゃったか? トシカツは頭の中に嫌な妄想がよぎる。享子が「店長、車に何か変なものが付いてい…