風を受けヨツバシオガマ気丈にも
朝起きると外はひどい雨。雨にも負けず風にも負けず悪天候の中、礼文島最北限の地、スコトン岬からゴロタ岬を通って桃岩展望台に向かいます。稜線は四つん這いになって歩かないと風に吹き飛ばされそうでした。
桃岩展望台に着く頃、奇跡的にも雨が上がり、多くの高山植物(イブキトラノオ・ショウジョウバカマ・レブンウスユキソウ・センダイハギ・ヨツバシオガマ・チシマフウロなど)に出合うことができました。高山植物が咲き乱れるまさに花の浮島礼文島でした。
北海道礼文町 礼文島 スコトン岬~桃岩展望台
1998.6.26
イワカガミサラサドウダン共演す
宮城県、秋田県、岩手県、三県にまたがる栗駒山は標高千六百二十六メートル。山中には小さな紅色の花がベルのようにぶら下がるベニサラサドウダンの花が今は盛りと咲いていました。山麓は百五十種の高山植物(まるばしもつけ・キンコウカ・ごぜんたちばな・たてやまりんどう等)が地面を覆っていました。
中でもいわかがみ平では、小人が被るとんがり帽子のようなうす紅色のコイワカガミが群生していました。紅色の花を堪能しました。下山後、須川温泉で足をほぐし、地元の山菜、みずなどに舌鼓をうち、目が喜び、足が喜び、胃が喜んだ山旅でした。
宮城県、秋田県、岩手県 栗駒山
1999.7.9
指骨折エーデルワイスに見とれてた
早池峰山は標高千九百十七メートルで北上山地の最高峰です。
岩だらけの山ですが、頂まではところどころの岩に丸印がつけてあり、登山道はとても分かりやすいのです。でも歩みの遅い私は上を見上げて、頂上までまだこんなにあるのかと、ガッカリしながら頑張りました。進むほどに早池峰山にしか咲いていないハヤチネウスユキソウを見つけました。スイスの山に咲いているエーデルワイスの仲間の可憐な花。
喜んでいたら、岩と自分のお尻の間に足の小ゆびをはさみ、粉砕骨折。あ~あ。
岩手県 早池峰山
1999.7.10