評論 詩 ウェルビーイング 2023.05.21 【詩】「未来が分からなくて悩んでいるのも 幸せなことだと思うよ」 【前回の記事を読む】【詩】「何かに従うことを真面目とは言うけれど 従うもの自体が間違っていることもあるだろう」
エッセイ 『一人十色』 【新連載】 イドゥルギ ヒロ 「至急病院に来て欲しい」妊娠した妻の病院から電話があった。病院に飛ぶと、妻は集中治療室の中で...... うららかな春の香りがする三月の終わりに人事異動の内示があった。別のところの職場で働いている彼女と秋に結婚するため、異動と併せて引っ越すことを考えていた。今のアパートは二人では狭いからだ。お互い三月の決算や書類整理でなかなか物件を見に行く余裕が無いため時間を合わせるのが難しく、仕方が無いので私一人でアパート探しをすることにした。住宅仲介業者に紹介された数件の中にとてもいい物件があったが、そこは男子…
小説 『トオル』 【第17回】 井原 淑子 息子の"脳死"の状態は病院の都合で作られたものなのか…? 彼女の「病院にいてはだめ」という言葉が胸に引っ掛かり… 【前回の記事を読む】息子の遺体があまりにも軽い……。経帷子を払いのけて見たら、喉のあたりからおへその下までまっすぐ切られていて…「脳死って、境界線が曖昧なの。病院の都合で作れるの。怖いのよ。病院は何をするかわからない」「……うちの息子は事故の直後に、ほとんど脳死状態だって説明を受けた……」「でも、死ななかったでしょ? 生きてるでしょ? 脳死状態だから、死んでも構わないって思わないでしょ?」伸枝は…