小説 おつかい コメディ 2023.05.03 「化け猫だったんだ!」袋の中身を落としても気づかなかったワケ Perfect Girl 【第7回】 シルバーピアスマン 幼児の初々しさを撮りたい番組スタッフ VS 絶対お蔵入りにしたいとっても賢い5歳児 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 本記事は、シルバーピアスマン氏の書籍『Perfect Girl』(幻冬舎ルネッサンス新社)より、一部抜粋・編集したものです。 はつちょうせんのおつかい 後編
小説 『春のピエタ』 【第7回】 村田 歩 刑務所で、お袋と13年ぶりに対面…こんなに小さな女だったか―。あの頃、生活が苦しく、いつも歯を食いしばっていたお袋は… 俺たちは婆さんより早く呼ばれた。刑務官に案内されているとき、初めて親父が落ち着かない様子を見せた。首から下は先を行く刑務官に素直に従っているのに、首から上はまるで道を見失ったかのようにあたりをきょろきょろ見回している。勝手が違う、といった顔だ。俺は急に不安になった。悪い想像が浮かぶ。たとえばお袋は急病で、敷地内の医務室のベッドで身動きできなくなっているのではないか。だからいつもの面会室で会うこと…
小説 『浜椿の咲く町[人気連載ピックアップ]』 【最終回】 行久 彬 あいつは汚いからと陰口を言われ家もボロいアパートだとの噂が…明らかな虐めだった 幹也が答えた社会科の授業が終わり次の授業までの休憩時間だった。「一回ぐらい答えられただけでいい気にならんときや。ボロい服なんか着やがって」クラスメイトの一人が寄って来てそう言いながら頭を小突いた。教師の質問に手を挙げた生徒ではなかったが転校生の幹也を見下した物の言い方だった。幹也がクラスの秩序を乱すという自分たちが下した最初の評価にそぐわない行為をしたことに少しばかり苛立ちと違和感を覚えた結果だ…