小説 『超能力探偵 河原賽子』 【第66回】 春山 大樹 飛行機事故で両親を失った少女…現場で発見された時、少女がしっかり手に握っていたのは、人間の形をした人形だった。 【前回の記事を読む】妹の就職先で起きた、ある事件をきっかけに…教育者だった両親は心中を図り、妹と私の“地獄”が始まった。「黒豆パン買ってきたからお姉ちゃんにもあげようと思ってここに向かってたら、変な電話がかかってきたからうそ電話詐欺だと思ってすぐ切ったのよ。まさか本当に警視庁の刑事が来ているなんて思わなかった」そう言って皆実は玄関に上がると姉に袋を手渡した。「皆実、大丈夫?」「大丈夫よ。私も最近…
小説 『お世話になります』 【第13回】 英公 24歳年上の彼氏を実家に連れていくと、母が「この人は憧れの先輩だったの」と…私の彼氏と父母の関係性が発覚した。 【前回記事を読む】プロポーズしたら彼女が急変…「今から私の家に行くわよ」と連れてこられた家で絶句。現れた彼女の家族は全員…状況が状況であるため、まず五人は応接間へ移動し大きな机を前にして座った。そこで公男と瞳は使用済みカレンダーの裏紙を広げ、マジックで関係図を書くことによりそれぞれの頭の中を整理していくことにした。「ていうか、パパと英君は取引先の関係なわけね……」「いやいや……瞳が風間さんとお付…