緑の世界
やーっとここまできたわ
☆ガリーナちゃんに気づかれないうちに早く!早く!
コンコン
「☆ガリーナちゃんのおともだちのワルガリーナちゃんでーす」
「こんにちはー‼☆ガリーナちゃんのおともだちに会えるなんてうれしいなー」
「今日はね☆ガリーナちゃんすごーく忙しくて代わりにワルガリーナちゃんがきたんだよ」
「なになにー?」
「えっとね、…やっぱりハートはおせんべいみたいにかたくてパリパリの方がいいんだって。そのためには、みんなの意見や考えを優先して自分の気持ちはハートの奥の方にしまっちゃうの、そしたら、もーっとミラクルハッピーになるよー」
「えー!? そうなの、そうなんだ…でも☆ガリーナちゃんが言うならそうしてみる?」
「うん。じゃ…そーゆうことだからワルガリーナちゃん、帰りまーす」
「あっ待って…」
一人の妖精さんがかけよってきて、ワルガリーナちゃんをギューしました。
ニコッと笑い「☆ガリーナちゃんがおしえてくれたの、ね…ギューされるとフワフワした気持ちになるでしょ。…またねワルガリーナちゃん」
ワルガリーナちゃんは不思議なはじめての気持ちになったんだって…
「な…なにこれ。体中がポカポカする…風邪引いたかな今日は早く寝よう…かな、あと3つの世界でコンプリートだもん」
青の世界
昨日は早く寝たし、なぜかすごーくスッキリ目覚めたしはい!!
今日もはりきってイタズラするよー!!
コンコン
「わたし☆ガリーナちゃんのおともだちのワルガリーナちゃんでーす」
「☆ガリーナちゃんのおともだちなのー!? うれしい♡ 一緒におしゃべりしましょー」
「あー、えっとね今日はあんまり時間がないんだ」
「えー残念、☆ガリーナちゃんのおかげでわたしたち、おしゃべりするのすっごく楽しくなったのになぁ…ワルガリーナちゃんとおしゃべりしたかったな」
「そ…それなんだけどね、☆ガリーナちゃんからの伝言があってねえっとね、あのーそのー…いっ1日中無口でいたらもっと楽しい毎日になれるって…じゃ…バ、バイバーイ」
ワルガリーナちゃん青の妖精さんたちの顔も見ずに逃げるように帰っていったんだ。
「あれ…まだ風邪引いてるのかな、イジワル言いたいのに、言いにくい言おうとすると何かチクチクするゔー!! きっと緑の妖精さんがギューした時にワルガリーナちゃんになんかヘンなものくっつけたんだー!! もー!!」