★黄の世界

「さぁ次はどんな妖精さんたちに会えるのかなー」

「コンコン…わたし☆ガリーナちゃんです」

「んー何かいいにおいがしてくるなー」

妖精さんに声をかけてみました。

「何してるのー?」

「今ね、みんなでカレーというものを作っているんだ」

「いっぱい本を読んで調べているところさ…」

そう…黄の世界の妖精さんたちは勉強熱心だったのです。

「でもね何か、上手にできないんだよ」と、いうマジメさんに

「ワァーイワァーイ! カレーだ、カレーだ!!」と、いう明るい子に

「なんでできないんだ…」と、いうイライラくん

「えっと…わたしは…やっぱりいいですぅ」と、いうえんりょちゃん

☆ガリーナちゃんは考えました。そして、ちょっぴり辛いスパイスをプレゼントしました。すると…カレーはすっごくおいしくなったのです。みんなおいしそうに食べてくれました。

「☆ガリーナちゃんありがとー!!」

「どういたしまーしてエヘヘ」

「あのね、黄の世界の妖精さんたちは…明るくて、いろーんなこと知りたがりさんで、自分の気持ち大切にできて、時々カレーのスパイスみたいなピリッとした良さもあるのよ」

「だからね、時々困ったら☆ガリーナちゃんや他の妖精さんに聞いてね。そしたら、もーっとアイデアがいっぱい浮かんでくるよー」

「さぁーおなかもいっぱいになったし、次の世界へ行くねー」

「みんな、ばいばーい」