海がパパとデートの日は、碧と空は私と留守番か、保育園、または学童へ行くことにしていた。私と留守番の場合は、あえて特別なことはしないようにし、家で昼食を食べ、近所の公園に行くか、自転車の練習に付き合う程度。碧とのデートの時も、空とのデートの時も。

子どもたちは、「パパ大好き! パパと遊べる日は、口うるさいママもいないし、好きなところに連れて行ってくれるし、めったにしない外食も出来るし、最高!」となっていった。こうして子どもたちはパパと遊ぶのが大好きになり、回数を重ねるごとに子どもたちと夫の距離は縮まりました。そして、慣れてきた夫は、そのうちに、一人ずつでなく三人一緒でも、どこにでも遊びに行くように。

あれだけパパが土日に遊んでくれないことに不満のあった子どもたちも、パパの仕事を理解し、お友達にも「パパは皆が寝とる時や、お休みの日に仕事しよるけ、普通の日(平日という意味)に、いっぱい遊んでくれるんよ」と自慢げに答えるようになりました。

今では、近所の子から「おいちゃん、今から仕事行くと?」と聞かれても、「そう!」と笑顔で答える夫の姿がある。

家族の中で距離を感じてしまっているのなら、ぜひ一対一でデートをすることをおすすめします。特別なことはしなくて良いんです。近所をお散歩しながらおしゃべりをするだけでも十分です。それだけでお互いの好きなものが分かったり。あ〜ここはママに似ているなだったり。親子だから分かるだろうと言わず、ぜひコミュニケーションを取ってみて下さい。

きっと、昨日より、もっと仲良し家族になれますよ。