【前回の記事を読む】独立1年目…新米社長にのしかかった2つの「プレッシャー」

持論14

独立して2年が過ぎ3年目になる今年の1月に株式会社にすることにした。個人事業主1年目で年商1000万を超えると3年目に消費税を払うことになる。だが3年目に株式会社にすると設立してから3年間消費税を払わなくてよくなるのと、大きい建設現場に入りやすくなることもあり実行することにした。

3年目ももう終わりに近い今思うことは、1年目に持論12で書いた経営に関する知識、2年目の持論13で書いた社長業を行うための覚悟の持ち方は、経営者、社長になるためには当たり前に心得ていなければいけないということだ。自分は3年目の終わりの今やっと、経営者、社長のスタートラインに立っているのだと……。

この約3年で得たことがすべて当たり前の常識にできて初めて経営者、社長になれたのだと思う。いや、違う。このノートを書き始めて今日までのこと、すべてで経営者、社長になれる資格を持てた様な気もする。このことが証明されるのは自分が成功者になれたときしかないだろう。

今現在の会社の状況は、従業員は辞めてしまい新しい人材が入っては辞めての繰り返しの状況で外注が1人だ。仕事量は多くも少なくもない。成功者とはほど遠い状況である。だが、世間でよく言われている独立して約6割以上は3年以内で倒産するというところはなんとかクリアできそうだ。

今のところ分かってきたことは持論12の「独立する→会社を興す」という経緯の中に「独立する→覚悟の無さに気付く→忍耐力を磨く→税金関係を勉強する→会社を興す」という経緯が入るということが分かった。従業員だった頃と比べると覚えることの多さ・範囲が膨大な量になった。正直いってめげそうな自分がいる。

だが、これが本当のスタートラインであり、ここからが本当の意味の頑張るという言葉が成り立つ経緯の始まりなのだろうと思う。「大変だ」と書きながら思う。これもここまできて大変という言葉の重みを心底痛感した。