小説 小説 恋愛 2022.06.19 61歳、看護師の女性。彼女を戸惑わせたメールの内容は… 終恋 【第1回】 高生 椰子 たとえ何があっても、決して後悔はしない。 この記事の連載一覧 次回の記事へ 最新 ※本記事は、高生椰子氏の小説『終恋 —SHUREN—』(幻冬舎ルネッサンス新社)より、一部抜粋・編集したものです。 初恋から45年後の再会 歩んだ人生は違っていたが、想いは同じだった。 45年間を埋めるように最後の恋に賭けた二人。 終活の中での終恋(しゅうれん)、残された時間は限られている。 たとえ何があっても、 私たちはこの恋を決して後悔はしない。 てつや ことり
小説 『乙女椿の咲くころ[人気連載ピックアップ]』 【第4回】 倉田 裕美 朝方、はっとして目が覚めた。自分の爪先に、濡れた何かが当たる…「キャー!」――それは想像もしない光景だった… 【前回の記事を読む】幼かった自分は実際に戦争を見てはいない。だが残像だけはぼんやりと見ていたような気がする私は、子供の頃から、犬、猫、鳥などの小動物が好きで、いつも身の回りには、カエルやカメまで含めて、生き物が、何かいる生活を送ってきた。猫は結婚して家を出るまで、ずっと実家にいて、同じ布団で寝起きを共にしていたし、犬も色々な犬種を飼った経験がある。そんな私が唯一苦手な小動物はハムスター、リスなど…
小説 『眠れる森の復讐鬼』 【第33回】 春山 大樹 その時、ずりっずりっ…と布が擦れるような音がゆっくり近づいてくるのが聞こえた。その音は俺の病室の前で急に止まり、そして… 【前回の記事を読む】いじめ加害者女から花火大会に誘われ、「あの女が俺に振られた時にどんな惨めな顔をするのか見物じゃないか」と笑う元親友「県警から情報が入った。司法解剖の結果、石川嵐士の死因は低血糖性昏睡で間違いないようだ。あと、点滴ボトルやチューブに付着している指紋は一夏ちゃんのものしか検出されなかったそうだ。県警はやはり彼女をホシだと考えているようだ」「一夏は絶対にやっていません」「俺もそう信…