ある日届いた一通のショートメール。 そこから始まる最後の愛——。 限られた時間の中で紡がれる「大人の恋愛」を描いた極上の純愛小説。 「相原てつやです。突然に失礼します。お元気でしょうか?」 初恋の相手・徹也から、志津恵のもとにいきなり連絡がくる。 最初は不審に思う志津恵だったが、彼のペースに押されて会う約束をしてしまう。 再会した二人は青春の甘く切ない気持ちを思い出し、 45年間の空白を埋めていくようだったが——。