10 ブロック遊びを行い、赤、白、青と色を指示して、手渡してもらう。(色の理解と指示の理解につなげる

11 ノコギリ、金づちを使っての工作。(注意力を養うため)不用な材木をもらってきてノコギリ・金づちを使い、キャスターをつけ、乗れるおもちゃを作成。

12 編み物をする。(指先の訓練、物を見る目、集中力の訓練)幼稚園にて全員でマフラーを編みましたが、続きを家庭でも行いました。

13 お手伝いをさせる。出来た事を自覚させ、褒める。お手伝い表を作り、シールを貼り、目で見て達成した事がわかるようにする。

例:玄関をほうきで掃く。ゴミを見て、ほうきで、目的の場所に向かって掃くには、注意力が必要です。道具を使えるようになる事も大切です。時間がかかっても教えました。

例:窓やテーブルをふかせる。窓ふきやテーブルふきも同じように汚れを見て、物を見る目、きれいにするという注意力が必要です。力の入れ具合、コントロールの練習になります。

例:お茶碗・お皿を出す。(言葉と数の勉強のために)食器棚の「右の棚の何番目から4枚出して」と指示を出し教えていくと、左右、上下の位置関係、いくつ出すと言う数の理解につながりました。

例:洗濯物をたたむ。大人用、子ども用を比べて、物の大小を教えることになる。

例:ホットケーキ作り、お米を研ぐこと、鳥の餌やり、庭の草むしりなど。

これらで楽しく遊べるように世界を広げることは難しく、最初は無視され、物言わぬ壁に向かってやっているような私の一人芝居のような時もありましたが、次男がいるお陰で救われました。カナヅチやノコギリを使い、手を使う事は、興味を示してくれました。

この頃の息子の様子といえば、興味を示したといってもニコニコと楽しそうな表情をするわけでもなくポーカーフェイスです。本人に何をやらせても時間がかかります。それどころか、頑固な性格で、素直にやるまでにはいきません。

手を替え品を替え、言葉をかけて、褒めて、行動出来るようにしていきました。今やっている事が成果をみせるかどうかは未知数でしたが、とりあえず「実践する」のみでした。

しかし、これらの事が無駄であったとは、現在の息子の様子を見ていると決して思いません。現在、色々な趣味を持ち、余暇の時間を過ごせるということは、この幼少期のこの貴重な体験があったからこその成長だと思っています。