空に、祝ぎ歌

中條 てい
出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
発行年月:2011年12月10日
ISBN 9784779007460 判型 4-6280ページ
価格1,500円+税
紛争で荒れ果てた国境の小さな村。
復興からも取り残され、さびれていくだけに思えるその村に、5人の若者がいた。捨て子だったカーシャ、カーシャを気にかけるユーリ、荒れた農地の修復に励むサッコ、バスの運行業をはじめたエゴルの4人の青年と、都会から戻ってきた18歳の少女キーラ。希望を求め懸命に生きる彼らの運命は、一人暮らしの老女アニタの急死を機に、思わぬ方向へ動き出す。
友情と裏切り、そして事件。彼らが見たものは夢か、それとも欲なのか。さまざまな葛藤の末ふと訪れる心の境地とは。
心に静かな感動がひろがる物語。

著者詳細

中條 てい
1956年生まれ。三重県在住。南山大学文学部仏文学科卒業。著書に『ヴァネッサの伝言』『ヴァネッサの伝言 故郷』(いずれも幻冬舎ルネッサンス)がある。斉藤緑雨文化賞長編小説賞受賞(2012年度)。

■WEBサイト
『てんてんパラダイス 中條ていの空中散歩』

■著書
『アイミタガイ』(2013年4月小社刊)
『ヴァネッサの伝言 故郷』(2010年2月小社刊) 『ヴァネッサの伝言』(2008年11月小社刊)