短歌集 生きる

平和で豊かな未来のために
田中 祐子
出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
発行年月:2019年3月20日
ISBN 9784344921351 判型 4-6158ページ
価格1,000円+税

心かが折れてしまいそうなとき、
寄り添い支えあう、心の歌。

原爆の悲劇、夫との死別、複数の病との闘い……。時代に翻弄されながらも困難と向き合った歌人が、自らの経験を生きる糧に代え、詠みあげる709首。平和で豊かな未来を願い、いまを生きる人に伝えたいメッセージ。
目次
  1. 第一章
  2. さくら、桜吹雪、台風、稲光り、古文書、飛行機、煩悩無限、朝の気満ちる、ソフトクリーム、原爆、夫逝きぬ、雑詠、入院す、花と木と、ねむられぬ夜、独り、老いる、赤きコート、宵待草、BGM、パーキンソン病、別離とは、葉牡丹、太陽が好き、花いろいろ、人恋う、雛飾る、独り居
  3. 第二章
  4. おぼろ月、月昇る、地球体、沙羅双樹、若かりし日、命の電話、砂時計、靴を磨く、手紙、占い、原爆、夫逝きぬ、パーキンソン、心にカギを、己れの無惨さ、五つの鐘、小人、さよなら、住職さん、離り住む父、貰いっ子、ピラミッド、旅だけ、脳、救急車、不立文字、癌になる夢、白きページ、写真、心の紐、飛行機、マグカップ、祈る、乳癌となる、手術の日、忘れる、水平線
  5. あとがき

掲載記事

  1. 1
  2. 2

著者詳細

田中 祐子
昭和3年東京都生まれ。学習塾経営の傍ら創作活動を続ける。小学生の頃から短歌、俳句に親しむ。両親の離婚により一人広島に移住。16才のとき、被爆。成人し、小学校の教師となるが、結婚退職し家事に従事。近所の子供たちに勉強を教えたことから学習塾を開くことに。夫が55才で急逝した後、塾経営の傍ら短歌会に入会し創作活動を再開。2020 年現在91才。原爆に起因するとされる甲状腺機能低下症、パーキンソン病、ステージ4の乳癌を患いながら、被爆体験を短歌に詠み、戦争の悲惨さ、愚かしさを語り継ぐ活動を使命として生きている。 著書に『短歌集 生きる~平和で豊かな未来のために~』(小社刊)がある。