「テルミ!」ガンガンガン。「テルミー!」ガンガンガンガン。むき出しの壁に伝わる安っぽい金切り声。スチール製の扉を打ち、あたしが苛立つのを承知で向かってくるその根性。あの計算され尽くした化け物は今に恥ずかしげもなく吠えるだろう。自分が母親だと。「開けろぉ!」グワーングワーン。そこに蹴りが加わった。あたしに蹴り癖があるのはあの女の血だと思うと発狂する。「自分で開ければ!」煙草をもみ消し、こめかみに浮…
少年少女の記事一覧
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小説『猫の十字架』【第6回】なかはら 真斗
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小説『猫の十字架』【第5回】なかはら 真斗
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小説『猫の十字架』【第4回】なかはら 真斗
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小説『猫の十字架』【第2回】なかはら 真斗
厨房に入った途端、談笑していた常連の目が変わった。酔ったふりの下に潜む異様な視線に戦慄する
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小説『猫の十字架』【新連載】なかはら 真斗
ごみの城と呼ばれた魔の孤島であたしは願う、いつか、こんな連中を見なくて済む世界へ、薄い霧の向こうへ、本島と呼ばれる場所へ