学生運動が終焉し、学生街をノンポリと呼ばれる若者たちが席巻する。この時代に「三無主義」という言葉が流行った。無気力、無関心、無感動。すべてを否定的に捉える虚無主義とも違う、否定するエネルギーさえも持ち合わせない、いわゆるしらけ世代と呼ばれた若者たちだ。青年期の僕は、まさに三無主義という言葉がしっくり当てはまった。教室の片隅で自分が座る空間さえあればそれで十分だった。何かに熱中する友達が疎ましかっ…
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