【前回の記事を読む】妻のがん化学療法(XELOX)の第2クールが、延期になった。白血球の低下が基準を超えているらしい。1週間様子を見るという。平穏な日々が続いている。18日、先週の月曜日、雪が降った。予報がそうなっていたので未明に窓を開けてみると、既に数センチ積もり、なお降り続いていた。相当に積もると思ったが、夜明けとともにやみ、昼間にはほとんど融けてしまった。19日、良子の白血球の数値が上がら…
医療の記事一覧
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エッセイ『良子という女[注目連載ピックアップ]』【第47回】野村 よし
妻が私に色々と指図するようになった。台所にいても、部屋を整理していても…。以前なら「うるさい!」と言っただろうが、今は…
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エッセイ『良子という女[注目連載ピックアップ]』【第46回】野村 よし
妻のがん化学療法(XELOX)の第2クールが、延期になった。白血球の低下が基準を超えているらしい。1週間様子を見るという。
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エッセイ『良子という女[注目連載ピックアップ]』【第45回】野村 よし
私が息子に買い与えたマンションに、ペルーの女が転がり込んだ。…二人が一緒になって3年、息子だけがマンションを出た。
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エッセイ『良子という女[注目連載ピックアップ]』【第44回】野村 よし
40の頃、カトリックの洗礼を受けた。「妻のような女が私に与えられるのなら、神は存在する」と思ったから。
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エッセイ『良子という女[注目連載ピックアップ]』【第43回】野村 よし
今朝が、妻の体中の“抗がん剤濃度”が一番高いときだと思う。どういう状態の朝になるか心配していたが…
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エッセイ『良子という女[注目連載ピックアップ]』【第42回】野村 よし
先生は「副作用は必ず出る」「どの程度出るか、やってみなければ分からない」と言った。…妻の抗がん剤治療が始まった。
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エッセイ『良子という女[注目連載ピックアップ]』【第41回】野村 よし
台所に妻がいない。鍋をあけてみたが常食のお粥が食べられた形跡もない。不安になっていると、元気のない妻が戻ってきて…
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エッセイ『良子という女[注目連載ピックアップ]』【第40回】野村 よし
大腸検査で大量のポリープが見つかった。「危なかった、がん細胞があった」と言われたが、オーバーなおどかしと思っていた。
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エッセイ『良子という女[注目連載ピックアップ]』【第39回】野村 よし
「処置は適切だったのか?」疑問はあった。だが執刀医には完璧な“回答マニュアル”があるはずだ。なら私たちは納得するしかない
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エッセイ『良子という女[注目連載ピックアップ]』【第38回】野村 よし
妻はお茶の「準教授」資格を持っている。お花でも師範だ。私は妻がやっていることに無能だ。
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エッセイ『良子という女[注目連載ピックアップ]』【第37回】野村 よし
「一車線規制…これがお母さんの状態や。」と娘に言った。三車線が二車線になって渋滞。進んで二車線が一車線になると…
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エッセイ『良子という女[注目連載ピックアップ]』【第36回】野村 よし
あの饅頭がいけなかったんだ。ゼッタイ、おなかいっぱい食べてはいけないと、先生に言われた。
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エッセイ『良子という女[注目連載ピックアップ]』【第35回】野村 よし
「開けてみると新札で50万入っていた。…はは、何を買うつもりやったんかなあ。」妻を亡くした友人が食器棚で見つけた紙袋は…
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エッセイ『良子という女[注目連載ピックアップ]』【第34回】野村 よし
妻の冴えない表情が、私の心を重くしていた。今回私の悪い予感はすべて当たった。それを考えるとぞっとした。
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エッセイ『良子という女[注目連載ピックアップ]』【第33回】野村 よし
妻は明らかに好転していた。懸案はオナラである。まだ出ない。早く出てほしい。促すように私は見本を一発やった。
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エッセイ『良子という女[注目連載ピックアップ]』【第32回】野村 よし
昨晩集中治療室に入った妻。疲れてはいるのだろうが、それ以上に“うんざり”しているようだった。いつも笑顔の妻が無表情だった
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エッセイ『良子という女[注目連載ピックアップ]』【第31回】野村 よし
「今夜直ちに手術するしかない」!? 退院予定日が決まるほど回復していたはずなのに。病院に到着すると、妻がICUで…
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エッセイ『良子という女[注目連載ピックアップ]』【第30回】野村 よし
姉は「みんなが私をボケとる言うとること、私はちゃんと知っとるでよ」と言う。私は姉がボケてもさほど辛くはなかった。なぜなら…
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ビジネス『改訂版 未来の医師を救う 医療事故調査制度とは何か』【新連載】小田原 良治
きっかけは一人の医師の逮捕だった。当時の正直な感想は「これでは手術などできなくなる」。――医療事故調査制度創設までの軌跡。
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エッセイ『良子という女[注目連載ピックアップ]』【第29回】野村 よし
そんなことしたら、お父さんが病気になってしまう――。「願いのために犠牲を捧げる…妻が退院するまでだ。一生というんじゃない」