鈴木 寂静

1950年、愛媛県新居浜市生まれ。
1970年、聖カタリナ女子短大初等教育専攻卒業。
1970年、東京都の公立小学校教諭となる。
1985年、小学校教諭を退職。同年、毎日郷土提言感想文部門優秀賞。
1988年、八王子市立図書館で『自分展—絵や文を通しての自己表現』を催し、読売新聞たまタウンの欄に紹介される。その後、婦人センターにて「ずいひつ」講座を受講。
1990年、新居浜市に帰郷。同時に作家、五代祐子に師事。同人誌『はぴねす』同人となる。
2000年、『夏の一泊研修』(随筆)で第11回愛媛文芸誌協会県知事賞。『内海文学』同人となる。
2010年、『明日へ』(小説)で第21回愛媛文学誌協会県知事賞。
2013年、『揺れる交差点』(小説)で日本図書館協会選定図書に認定。
2019年、『円い町』文学賞を三人で創設。第一回めはテーマ『絆』で募集。(全国公募)
2021年、第一回『円い町』文学賞入選作品集を三人で刊行。第二回『円い町』文学賞を四人でテーマ『コミュニケーション』で募集。
著書に随筆『生きるということ』(彩図社)、詩集『一滴』(彩図社)、小説『屈折した翼』(電子書籍もある。東洋出版)、小説『明日へ』小説『揺れる交差点』 (鶴書院)、エッセイ『自分人生を謳歌すれば人生愉しくなる』、小説『私は大人の貌(かお)を見せた子供』、エッセイ『躍動高齢者を生きる』、小説『半円い町』(鶴書院)。

掲載記事

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書籍

  • 近づく果実
    ~円い町と青い町~
    鈴木 寂静
    出版社名:幻冬舎メディアコンサルティング
    健常者も障がい者も一人残らず、誰もが共生できる自由で幸福な町の物語。
    営業の仕事がうまくいかず精神科の門を叩いた晴美。ある日父から、精神障がい者を「善常者」と呼び、健常者と区別なく暮らしている「円い町」へ行くことを勧められる。だが、町に住むためには4つの条件をクリアする必要があった......。
    誰もが平等に暮らす町民を目指し、悩みながらも明るく前向きに生きる晴美を、リアルな筆致で生き生きと描いた「円い町」。
    精神障がい者への偏見と差別が存在する未熟な現代社会をえぐり、精神障がいとともに生きてきた著者の自伝的小説「青い町」。
    共生・共存社会「円い町」を求める強いメッセージを込めて、精神障がい者の心と現代社会の課題を当事者側から繊細に描いた意欲作。