「んん……、ん」まどろみの中の暗闇に一点の光が差し込み、あやふやな意識が呼び起こされ、目が覚める。おかしい、寝てから時間は経っていないのに。時計は見ずとも直感的にわかる。とはいえ現時刻を一応はチェックしようと、玲人は枕元にあるスマートフォンに手を伸ばそうとした。だがここで、自身の取る体勢の異変に気づく。「あれ、え?」うつ伏せの姿勢なのだ。いや、ただのうつ伏せであれば、寝返りを打ったということで話…
[連載]恋終わりの雨が7の日に降る確率
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小説『恋終わりの雨が7の日に降る確率』【第7回】安桜 砂名
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小説『恋終わりの雨が7の日に降る確率』【第6回】安桜 砂名
彼女の「初めて」を奪ってしまった…あれは事故だ、気にするな
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小説『恋終わりの雨が7の日に降る確率』【第6回】安桜 砂名
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小説『恋終わりの雨が7の日に降る確率』【第5回】安桜 砂名
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小説『恋終わりの雨が7の日に降る確率』【第4回】安桜 砂名
【小説】恋バナに夢中な女子高生「“恋姫伝説”って知ってる?」
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小説『恋終わりの雨が7の日に降る確率』【第3回】安桜 砂名
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小説『恋終わりの雨が7の日に降る確率』【第2回】安桜 砂名
【小説】「うわっ」角を曲がって衝突、2人の唇が重なり…
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小説『恋終わりの雨が7の日に降る確率』【新連載】安桜 砂名
【小説】少女は物憂げにまぶたを閉じた。また、夢を見るために