【甲斐駒ヶ岳と仙丈ヶ岳】 報われた真夜中登山 〜1987年8月(50歳)~3日目 仙丈ヶ岳に登る夜中の2時に目を覚ますと、私は宿泊他客を起こさないように、久我さんを耳元で静かに起こして、小屋の外に出た。「月が綺麗だね!」南アルプスの真夜中の空は、満天の星だった。「十五夜みたいに、月が真ん丸ですね」雲が動き、月が見え隠れする。月明かりの庭のテーブルで荷物を整理して、小屋の前の湧水で顔を洗った。午前…
[連載]山心は紳士靴から始まった
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エッセイ『山心は紳士靴から始まった』【最終回】吉田 賢憲
聞こえるのは二人の靴の足音と息づかいだけだった
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エッセイ『山心は紳士靴から始まった』【第23回】吉田 賢憲
頂上を踏んで来たいまは、知人のように親しみを感じる
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エッセイ『山心は紳士靴から始まった』【第22回】吉田 賢憲
北岳山荘に戻り、広河原に下山。シャワー500円。最高!
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エッセイ『山心は紳士靴から始まった』【第21回】吉田 賢憲
前穂高三峰の右に富士山がばっちり!
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エッセイ『山心は紳士靴から始まった』【第20回】吉田 賢憲
ザックは学生時代ワンダーフォーゲル部で使っていた愛用の物
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エッセイ『山心は紳士靴から始まった』【第19回】吉田 賢憲
雨具を着て、カメラだけ持って、山頂をアタックしよう
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エッセイ『山心は紳士靴から始まった』【第18回】吉田 賢憲
梅雨明けを待ちきれずに、夏休み早々の出発が恒例
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エッセイ『山心は紳士靴から始まった』【第17回】吉田 賢憲
仲良し同行者でも、意見が分かれるときがある
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エッセイ『山心は紳士靴から始まった』【第16回】吉田 賢憲
写真を撮ってあげたり、住所を聞いたりしないのか?
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エッセイ『山心は紳士靴から始まった』【第15回】吉田 賢憲
何かに夢中になった「こと」や「年齢」が懐かしい
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エッセイ『山心は紳士靴から始まった』【第14回】吉田 賢憲
危険な場所になると人間も自然に四足になるものだ
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エッセイ『山心は紳士靴から始まった』【第13回】吉田 賢憲
山という愛人に、人目を忍んで会いに来たみたい
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エッセイ『山心は紳士靴から始まった』【第12回】吉田 賢憲
妻と8歳の長男、3歳の娘を持つ男のやることじゃないな……
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エッセイ『山心は紳士靴から始まった』【第11回】吉田 賢憲
滑り落ちそうで動けなくなってしまった
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エッセイ『山心は紳士靴から始まった』【第10回】吉田 賢憲
戦場では鉄砲の弾が怖いが、山では落石が怖い
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エッセイ『山心は紳士靴から始まった』【第9回】吉田 賢憲
お! 今日は燃えてるね
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エッセイ『山心は紳士靴から始まった』【第8回】吉田 賢憲
え! あんた槍ヶ岳も知らないの?
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エッセイ『山心は紳士靴から始まった』【第7回】吉田 賢憲
易しく見える山でも「なめるなよ」と教えられた
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エッセイ『山心は紳士靴から始まった』【第6回】吉田 賢憲
満州の未開の地をさ迷っているような気分
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エッセイ『山心は紳士靴から始まった』【第5回】吉田 賢憲
リュックじゃなくてボストンバッグだぜ……
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