【高崎観音山】虫からもらった生きる力 ~1959年2月(22歳)~山が好きになったのはこのころからそして、忘れられない思い出がもう一つ。大学3年の11月だったか、いつものように山道を歩いていると、落ち葉のなかに虫の死骸があった。その横を同じ虫の仲間が歩いていく。私はしゃがみこんで、しばらく虫の動きを見つめた。(俺が靴で踏み潰せば、生きている虫も死骸になる。生きている虫と死んだ虫とにどれだけの違い…
[連載]山心は紳士靴から始まった
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エッセイ『山心は紳士靴から始まった』【第4回】吉田 賢憲
朝起きると、枕が嬉し涙でビショビショに
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エッセイ『山心は紳士靴から始まった』【第3回】吉田 賢憲
人間なんてちっぽけなものだ。大した違いはない
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エッセイ『山心は紳士靴から始まった』【第2回】吉田 賢憲
死ぬのは明日でもいいじゃないか
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エッセイ『山心は紳士靴から始まった』【新連載】吉田 賢憲
ご先祖さまたちの「昔の言動」をときどき思い出す
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