最後にもう一度海に出て、シュノーケリングを行った。玲子の赤と白のビキニが眩しい。泳ぎ疲れて沖合にある珊瑚の上に腰かけた。少し右前に座る玲子を見ると丸みのある腰と肩が艶めかしく、形がよく適度な膨らみを持つ胸を一層際立たせていた。背中と腕の産毛の先に形成された小さな水滴が太陽光線で乱反射し、天使のように光り輝いている。この状況では抱きしめることも許されるのではと思った瞬間……。私の怪しげな思いを察し…
[連載]20歳、奄美の夏物語
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小説『20歳、奄美の夏物語』【第4回】織田 はじめ
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小説『20歳、奄美の夏物語』【第2回】織田 はじめ
旅先で…思い切って声をかけた「女性が泣いてしまった」ワケ
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「あなたとの出会い」を恥ずかしいので小説風にまとめてみました。