狭い穴から出ると、昼間のような明るさに目がくらんだ。「うわあ」あたしとチビは、三歩前とはまったく別の場所に立っていた。内城に入ったのだ。おびただしい数の松明（たいまつ）が広場の石敷に反射している。まるで、百個のお日さまが生まれてきたみたい。壁から垂れた色とりどりの布。この青むらさきは東村の名高い工房のものだ。ここが内庭。会議や使節との謁見（えっけん）を行うための場所だ。ここでさえ、まだ内城のと…
［連載］オーラ！テングリ・オーラ
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「こんな晴れ舞台の日があるなんて」そう思っていた矢先に…
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小説『オーラ！テングリ・オーラ』【第5回】
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小説『オーラ！テングリ・オーラ』【第4回】
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小説『オーラ！テングリ・オーラ』【第3回】
「一生踊り子やりたい。できるかな？」と娘に言われた母親は？
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小説『オーラ！テングリ・オーラ』【第2回】
近ごろの政はなってない。つまらない王や長ばかりになった
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小説『オーラ！テングリ・オーラ』【新連載】
王家の血を引く奇跡の花嫁…「ダリヤは運命の姫ぎみだ！」
