【関連記事】「出て行け=行かないで」では、数式が成立しない。ある日の午後、美代子は事務所のデスクに置いた携帯のLEDランプが点滅しているのに気が付いた。メッセージアプリを開くと花帆からのメッセージが入っていた。全文を開いたら「次の土曜日、都合よければ加藤結衣さんを誘ってお茶しませんか、時間は美代子が決めてもOKよ」最後に意味不明の記号が並んでいた。意味不明なので今度会った時に花帆に聞くことにした…
[連載]揺れ動く女の「打算の行方」
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小説『揺れ動く女の「打算の行方」』【最終回】松村 勝正
「自由が丘でケーキを買ってきてくれない?」英子のために母は
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小説『揺れ動く女の「打算の行方」』【第14回】松村 勝正
「貴女も、誰かを好きになっても盲目にならないことよ」
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小説『揺れ動く女の「打算の行方」』【第13回】松村 勝正
いつも通勤で歩く道なのにどうして気が付かなかったんだろう…
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小説『揺れ動く女の「打算の行方」』【第12回】松村 勝正
「彼はマザコンで、重症なの、私は付いていけない」
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小説『揺れ動く女の「打算の行方」』【第11回】松村 勝正
健吾の話を聞き、美代子は心の中で気持ちの整理がついた。
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小説『揺れ動く女の「打算の行方」』【第10回】松村 勝正
両親からは大人の対応をしなさいと言われ…
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小説『揺れ動く女の「打算の行方」』【第9回】松村 勝正
礼拝堂の不思議な空気。神様に見つめられているような気が…
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小説『揺れ動く女の「打算の行方」』【第8回】松村 勝正
にこやかな笑顔に自分が引き込まれていく心臓の鼓動を覚えた
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小説『揺れ動く女の「打算の行方」』【第7回】松村 勝正
神戸の空気が好きだった。広がる海が横浜を思い起こさせた
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小説『揺れ動く女の「打算の行方」』【第6回】松村 勝正
今日は楽しかったね、近い内にまた会いましょう。
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小説『揺れ動く女の「打算の行方」』【第5回】松村 勝正
お見合いは正直気が進まないね、あの独特の雰囲気が嫌なの
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小説『揺れ動く女の「打算の行方」』【第4回】松村 勝正
「御主人の占める比重がどれくらいある?」「そうね…」
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小説『揺れ動く女の「打算の行方」』【第3回】松村 勝正
三十を超えた女は自分の意見を持ってるから妥協は難しいよね
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小説『揺れ動く女の「打算の行方」』【第2回】松村 勝正
聞きなれたヒールの足音、周囲の客も驚く少し甲高い声。
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小説『揺れ動く女の「打算の行方」』【新連載】松村 勝正
事件ものでは刑事になりきって何通りもの仮説を立てる私