【前回の記事を読む】冷たい川に入りずぶ濡れの皇太子に、布を差し出した皇女。その瞬間、2人の手が触れて顔が真っ赤に…「そうなのね……。あの、私たち、お見舞いに来たの。お父様の具合はいかが?」「うん……」稚鷦鷯は言い淀んだ。それを見て、日爪も問いかけた。「前のお見舞いから間があいてしまい、気にしていたのです。本日、我らはお顔を拝見することは叶うでしょうか」「もちろんだ」稚鷦鷯は微笑んだ。「父上は特に…
[連載]紅の記憶 武烈と呼ばれた天皇
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小説『紅の記憶 武烈と呼ばれた天皇』【第6回】青葉 こと
「父上とはほとんど会わない。母上も悲しそうな顔をする」後に天皇となる幼い皇子が宮中で抱えた孤独とは
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小説『紅の記憶 武烈と呼ばれた天皇』【第5回】青葉 こと
冷たい川に入りずぶ濡れの皇太子に、布を差し出した皇女。その瞬間、2人の手が触れて顔が真っ赤に…
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小説『紅の記憶 武烈と呼ばれた天皇』【第4回】青葉 こと
武烈天皇の残虐な記事を読み上げる不比等――顔を真っ赤にしたのは、その記事を書いた男たちだった
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小説『紅の記憶 武烈と呼ばれた天皇』【第3回】青葉 こと
女性を巡って臣下と争った武烈天皇……問題となるのは史実と大きく異なる“年齢”だ
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小説『紅の記憶 武烈と呼ばれた天皇』【第2回】青葉 こと
「この話は本当に史実か?」短命に終わったある天皇をめぐる記述に不比等が疑念を抱く。その天皇の名は――
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小説『紅の記憶 武烈と呼ばれた天皇』【新連載】青葉 こと
歴史書の作成に従事することになった藤原不比等。しかし作業は遅々として進まなかった……