【前回記事を読む】監禁・情報遮断という異常な状況。ブタ箱で死のうが誰も悲しまない――俺が正気を失う前に現れたのはその日の終わり、留置場内の空気が一変しているのに気づいた。何も入ってない冷蔵庫を連想させる暗い空気があった。いつの間にか独房に誰かが入所していたようだ。先ほどのガサ入れは、入所のカモフラージュも兼ねていたのかもしれない。留置場内の多数の人間の意識が、独房に向いている。罪人が持つ動物的な…
[連載]マリファナ家族
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小説『マリファナ家族』【第6回】東 龍澄
留置場にある本は、「死ぬほど興味のない本」ばかりだった…それでも何もないよりはマシで、手当たり次第に読んだ。
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小説『マリファナ家族』【第5回】東 龍澄
監禁・情報遮断という異常な状況。ブタ箱で死のうが誰も悲しまない――俺が正気を失う前に現れたのは
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小説『マリファナ家族』【第4回】東 龍澄
結婚も仕事も順調だった。家族にも恵まれた。だが35歳でマリファナによって一瞬にして転落した
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小説『マリファナ家族』【第3回】東 龍澄
「俺……すぐ出られますか?」留置場で直面した“想像以上の現実”
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小説『マリファナ家族』【第2回】東 龍澄
「すみません、マリファナ栽培で逮捕されてしまったので今日は出社できません。」―真面目な社員の俺は今、会社ではなく留置場に…
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小説『マリファナ家族』【新連載】東 龍澄
「174番」これが、俺に与えられた新しい名だ。俺は、捕まったのだ。逮捕されたのだ