【前回の記事を読む】勝つ理由なんて、もう忘れた。彼女に見てほしい、グラウンドに立った俺はヒーローのふりをした。キャプテンの高宮が監督に背を向け、恭平と大谷の肩を抱いて囁く。「なあ、大谷、恭平。今日だけは絶対に勝とうの。全国大会に出とけば、セレクションでも有利になって大学にも入り易うなる。当然お前らも考えとるじゃろうが、ホンマ、今日の試合は大切じゃ。大学入試受けるつもりでやろうで!」「あっ、あぁ……
[連載]スタンド・ラヴ
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小説『スタンド・ラヴ』【第5回】惣才 翼
「ずっとポケットに手を突っ込んでいるのは、なんで?」彼は笑って僕の腕を掴み、手をその中に……ポケットの袋は貫通していて…
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小説『スタンド・ラヴ』【第4回】惣才 翼
勝つ理由なんて、もう忘れた。彼女に見てほしい、グラウンドに立った俺はヒーローのふりをした。
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小説『スタンド・ラヴ』【第3回】惣才 翼
彼女は窓を開けるだけ――それでも男子高校生の心を惑わす《ヴィーナス》
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小説『スタンド・ラヴ』【第2回】惣才 翼
その夜からずっと、恭平は彼女の裸体を見ることを日課とした。この《ヴィーナス》に陳腐で身勝手な妄想を真剣に抱き続けていた
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小説『スタンド・ラヴ』【新連載】惣才 翼
窓際に立つ女性は、気怠げに左手だけでブラウスのボタンを上から外していく