【前回の記事を読む】【社長室で詰問】「辞める、はここでは禁句だよ。みんなで一致団結していこうという時に。」弁護士に会った松葉と仙田は、会社の事情を説明して、〝債権者集会の準備をお願いできないか〟と相談したところ、弁護士は笑いながら、「我々でやると高く付きますよ。集会に必要な書類の一覧を準備しましょう。和議のひな型がありますので、それを参考にされますか。あとでファックスしておきますよ」「ありがとう…
[連載]岬 下巻
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小説『岬 下巻』【第4回】まつはじめ
借金40億円の会社——「ゼロからじゃない、マイナスからのスタートだ」経営者たちが再建するために取った行動とは…
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小説『岬 下巻』【第3回】まつはじめ
【社長室で詰問】「辞める、はここでは禁句だよ。みんなで一致団結していこうという時に。」
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小説『岬 下巻』【第2回】まつはじめ
債権者の視線にも臆さず、シャッターを開けた社長の覚悟――「事業を継続します、という意思表示なのだよ」
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小説『岬 下巻』【新連載】まつはじめ
債権者集会でのみんなの声、あの熱気…なんとか再建するしかない。逃げ場がない。いっそのこと、「岬」から身を投じた方がマシだ。