【前回記事を読む】「其の人間の姿は、現実の世界とは余りに違う…」不思議な出会いに導かれた祖父が目にした世界とは――天と共に森を出た義継が後ろを振り返ると、出た森は緑一色だ。どうして中に入ると、薄紫色一色の世界なのか? 何故なのかと思いながらも不思議な森として心に残った。義継は更に天に連れられ草花がまばら咲く草原を進んで行く。そして右側の遠方には森が見える。しかし、其方には向かわない。進んで行くと…
[連載]天界の者達
-
小説『天界の者達』【第5回】安田 員壽
南アフリカの砂漠には、年に一度雨が降り鮮やかな花園が出現する所がある。全て黄と赤の色彩に覆われた世界だ。
-
小説『天界の者達』【第4回】安田 員壽
「其の人間の姿は、現実の世界とは余りに違う…」不思議な出会いに導かれた祖父が目にした世界とは――
-
小説『天界の者達』【第3回】安田 員壽
「宗教による食の制限には、反対だ」場所によっては肉しかない。肉を、食わねばどう生きれば良いのか?
-
小説『天界の者達』【第2回】安田 員壽
着物を着た女将さんは祖父の知人だろうか 料理を待っていると、何か思い出したかのように女将が祖父の側に来て...
-
小説『天界の者達』【新連載】安田 員壽
「運と良いシーンを逃さない事かな」――プロカメラマンの祖父と大学生の孫。二人は写真を撮りに朝の静かな神宮に来ていた