【前回の記事を読む】広場に並んで寝転がり、夜空を見上げた。夫に肩を抱かれ、手をそっと握りしめられ、心の底から充足感が…忠司がほっとしたことにはサバティーニは強い訛りはあるものの、そこそこに英語が話せた。忠司はイタリアに着いて以来、いかにイタリア人が英語に弱いか思い知らされていた。どうやらイタリアの英語教育のレベルは日本と変わらないらしい。「僕は高価な絵画を買うほどの金持ちではありませんが、店先の…
[連載]ザ・キュレーター
-
小説『ザ・キュレーター』【第9回】そのこ+W
注文主に買い取られなかった名作《モナ・リザ》。この女性は誰なのか? 最新のレーザー光線・顔料の研究から明らかになったことは…
-
小説『ザ・キュレーター』【第8回】そのこ+W
広場に並んで寝転がり、夜空を見上げた。夫に肩を抱かれ、手をそっと握りしめられ、心の底から充足感が…
-
小説『ザ・キュレーター』【第7回】そのこ+W
空き巣はタンスや引き出し、妻のバッグを引っ掻き回したが、貴重品を盗らなかった。何か別の目的が?
-
小説『ザ・キュレーター』【第6回】そのこ+W
イタリアの美しい街並み、美味しい名物グルメ――だがホテルに戻ると、新婚気分は一挙に吹き飛んだ…
-
小説『ザ・キュレーター』【第5回】そのこ+W
「若くて綺麗なうちに死んだら、あなたの永遠の女性になれるかしら?」「冗談じゃない」彼は抱き寄せてキスし、耳元に囁いた
-
小説『ザ・キュレーター』【第4回】そのこ+W
新婚旅行でイタリア・フィレンツェへ。ジオットの塔から町を一望した妻は、「案外小さな町なのね」と…
-
小説『ザ・キュレーター』【第3回】そのこ+W
女は「トイレに行きたくなった、ちょっと荷物を見ていて」と有無を言わさず彼女の胸に押し付けて、ホールの奥に慌ただしく姿を消した。
-
小説『ザ・キュレーター』【第2回】そのこ+W
やっと叶った新婚旅行。しかし彼らの隣に座った一人の女性との出会いによって今回の旅が一変することに…
-
小説『ザ・キュレーター』【新連載】そのこ+W
レオナルド・ダ・ヴィンチの生家があるイタリアのヴィンチ村。レオナルドの父は若い頃この村に住み公証人をしていて…