【前回記事を読む】アメリカになくて、イタリアにあるもの。殺伐として不愛想なニューヨークを離れ、イタリアの土を踏むと......「地上の楽園って、こんな感じかしら?」口数の少ない姉は、うっとりとしたように呟きました。眼下に広がる街は、一面夕焼けに染まっていました。その頃の日本は、高度成長の波に乗り、東京は煤煙や排気ガスが蔓延していました、汚れた大都会を逃れて、私たちは地上の楽園にたどり着いたのだと…
[連載]ときめくイタリア紀行
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エッセイ『ときめくイタリア紀行』【第6回】高橋 文子
60年代のローマで出会った一人の青年――日本人観光客がまだ稀だった頃の異国の旅の思い出
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エッセイ『ときめくイタリア紀行』【第5回】高橋 文子
アメリカになくて、イタリアにあるもの。殺伐として不愛想なニューヨークを離れ、イタリアの土を踏むと......
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エッセイ『ときめくイタリア紀行』【第4回】高橋 文子
転勤するも簡単にはいかないニューヨーク生活。泥沼化したベトナム戦争の陰湿なエネルギーが流れ込む町では、銃声を聞くことも。
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エッセイ『ときめくイタリア紀行』【第3回】高橋 文子
スターはみんなナルシスト? 自らの美貌に酔いしれた男たち。そんな男たちもスクリーンを出たら、まるで別人のようで......
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エッセイ『ときめくイタリア紀行』【第2回】高橋 文子
「僕との結婚については、全く考えないでくれ…しかし僕は、子供だけは欲しい」⁉ 初デートで彼から突き付けられた言葉に唖然
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エッセイ『ときめくイタリア紀行』【新連載】高橋 文子
イタリア映画界ピカイチのイケメン。元モデルやメリハリボディのCAがアピールする中、彼が選んだのはまさかの―!?