【前回の記事を読む】須佐之男命は大蛇の上に飛び乗り、急所を突きずたずたに切り裂いた。体からは続々と血があふれ出し、斐伊川は真っ赤に染まったという。この地に初めて宮殿を建てられた時、その地より雲が立ち上ったといわれる。そこで歌を詠まれた。その歌をお聞かせしよう」 八雲起(やくもた)つ 出雲八重垣(いずもやへがき)妻籠(つまご)みに 八重垣作(やへがきつく)るその八重垣(やへがき)を …
[連載]タケル
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小説『タケル』【第6回】中村 東樹
大王の宮殿の背後には神々が鎮座される三輪山が聳え、山の麓には箸墓と称される巨大な墳墓が建造されていた
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小説『タケル』【第5回】中村 東樹
須佐之男命は大蛇の上に飛び乗り、急所を突きずたずたに切り裂いた。体からは続々と血があふれ出し、斐伊川は真っ赤に染まったという。
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小説『タケル』【第4回】中村 東樹
【日本神話】日の神・天照大御神の岩戸隠れ。「あなた様よりも素晴らしい神様が現れた」と踊り唄う神々を見た天照大御神は…
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小説『タケル』【第3回】中村 東樹
【日本神話】立派な大人。なのに仕事もせず、朝から晩まで大声でワーワー泣いているだけ。理由は「母に会いたい」から!?
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小説『タケル』【第2回】中村 東樹
大王の愚かな息子がヤマトを治め、一つにまとめ上げる? 長老が見た、新たな統治者の姿
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小説『タケル』【新連載】中村 東樹
長老は自分の未来に関してなんと予言するのだろう…人気のない獣道を進み洞窟へたどり着く