俳句・短歌 短歌 2022.05.31 短歌集「茜色の空」より三首 茜色の空 【第9回】 有波 次郎長 人間の美しさとみにくさ、コロナ禍での生活、忘れられないあの女性……。 ささやかな日常を詠った誠意ある作品、幅広く物事を取り上げ、「今」を鮮烈に詠いあげた短歌集。 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 死ぬことも左程大事なことでなし他人事としてシニアは語る ただ一人家でテレビを見るよりも施設の人の気配を愛す 古希越えのシニアの会話久々に楽しく聴いて耳に染み入る
エッセイ 『遠い夢の向こうのママ[人気連載ピックアップ]』 【最終回】 かおる 身体中、痣だらけのまま着たウエディングドレス。DV夫が腕につけた痕は、結婚式の写真にもはっきり写っていた。 【前回の記事を読む】DV被害に衝動ODで入院。脳細胞の一部が死滅したらしく、言い返す気力も、考える力も、言い訳する思考力も、どこにもなかった。翌日はとても綺麗な教会で結婚式だったが、私の全身は手のひらサイズの痣だらけだった。ドレスから出ていた腕の痣だけ、結婚式の写真にも写っていた。結婚式自体はスムーズに進み、無事に終わり、その後の旅行は特にひどい喧嘩はせず満喫できた。後から聞くと、新婚旅行直前に…
小説 『大人の恋愛ピックアップ』 【第10回】 川田 レイ 「ねえ、残り1時間だから、歌はやめてソファで甘えたい」カラオケを切って部屋を暗くし、膝の間からもたれかかると… 【前回の記事を読む】添い寝とハグで充分だったのに…イケメンセラピストは突然身体に覆い被さり、そのまま…1人ベッドに残った真由子は、朝までぐっすり寝て7時過ぎに起きて、部屋の大型テレビで朝の番組を見て、1人で2人分のモーニングセットをペロリと食べた。お腹が空いていたのだ。そして流星とは利用出来なかった室内岩盤浴に1人寝そべって満喫した。深夜に流星との間に起こった出来事は、誰にも言わない秘め事……。…