【コロナ禍】
免疫とウィルスの戦争始まりて店員だけのカフェに声出ず

既にもうテレビのニュースに非ずしてコロナの火の粉払いつ逃げる

玄関を出てから人が気にかかるコロナを帯びた人が見ている
人間の美しさとみにくさ、コロナ禍での生活、忘れられないあの女性……。
ささやかな日常を詠った誠意ある作品、幅広く物事を取り上げ、「今」を鮮烈に詠いあげた短歌集。
【コロナ禍】
免疫とウィルスの戦争始まりて店員だけのカフェに声出ず
既にもうテレビのニュースに非ずしてコロナの火の粉払いつ逃げる
玄関を出てから人が気にかかるコロナを帯びた人が見ている