包囲され夜中に自転車走らせるコロナが我を追いかけている

 

ウィルスより客の怒号が恐ろしいマスク求むる声荒みゆく

 

空咳を漏らせばすぐに矢のような眼光飛ばすそら狙撃兵

※本記事は、2021年9月刊行の書籍『茜色の空』(幻冬舎ルネッサンス新社)より一部を抜粋し、再編集したものです。