小説 絵本・漫画 絵本 2022.05.14 不思議な力が宿るという「重なりの石」…心を旅する絵本 重なりの石 【第1回】 碧乃 慈雨 大切な人への特別な贈り物となる絵本 この記事の連載一覧 次回の記事へ 最新 本記事は、碧乃慈雨氏の書籍『重なりの石』(幻冬舎ルネッサンス新社)より、一部抜粋・編集したものです。 こんなお話をひとつ 「重なりの石」には不思議な力が宿るという そして、それにはこんな風にして出会う 例えば それは、紅葉の木々の中を歩く散歩の途中かもしれない
エッセイ 『ねぇねぇみかどのおばさん』 【第3回】 六谷 陽子 不良とつるみ始めた近所の男の子…。駄菓子屋のおかみが決行したのは「えこひいき」作戦!? 一 みかどを閉店します富山の片田舎から下町に嫁いだ頃は、母も人間関係で苦労したようです。当時は、各家庭には水道は通っておらず、共同水道を十世帯くらいで使っていたのです。そこに行けば、他の誰かが必ずいます。特に水を使う時間帯は同じだから、会わずにすませる、というわけにはいかなかったようです。年配のおばさんたちは、個性的で嫌味を言う人もいれば、優しい人もいます。年配らの会話を笑いに変えて楽しむ若妻も…
小説 『インスタント・ストーリーズ』 【第6回】 紀伊 みたこ 知らない番号からの電話にでるとカスタマーセンターのお姉さんで先日の夫は実は… 帰宅したユウタはスマホ片手に目の前のカレーを表情も変えずに頬張り続けるのだ。「美味しい? 時間をかけて作ったのよ」「あぁ……うん」しびれを切らしたサトコの問いかけにも、ユウタは返事ともいえない返しをしてくるだけだった。サトコはガックリと肩を落とし、会話はプツリと途切れたように終わりを告げた。昼間の姿は仕事モードだったからなのか……。はたまた何か後ろめたいことでもあったのか……サトコの中で疑惑だけ…