【前回の記事を読む】「しまった!」出発前から重大ミス。前途多難なスペイン旅行!?

ドバイ・スペインへの旅

ドバイにて

十月十二日未明に飛び立った飛行機は、夜行便なのでドバイに着くまでずっと夜。眠れたらいいのだが、この日はどうしたわけかえらく飛行機が揺れた。十一時間のフライトのほとんどの時間、じっと耐えてひたすら目をつむり静かにしているしかなかった。

出発前の思わぬ全速力の疾走と一睡もしないフライトのため、ドバイについた時はグロッキーだった。出口で待っていた娘の顔を見て疲れが少し和らいだ。眠れなかったのはゆりも同じだった。

二人ともマンションに着くなりベッドに入って眠り込んだ。いったい何時間寝ていたのだろう。疲れていたためぐっすり眠ってしまったようだ。目覚めたときはすっきりしていた。

体験的に東から西に向かって飛ぶと時差調整がしやすく、その反対はつらく難しい。今回は西向きフライトだから調整が楽だった。そのためでもあろうが、目覚めてお腹も空いていたので、娘が出してくれたサラダがうまくてパクパク食べた。体調は悪くなかった。

ドバイでの初日は静かに過ごすことにした。明くる十三日はさらに体調が良くなったので、ドバイ市内見物に娘が誘ってくれた。前回ドバイに来たときには、観る機会がなかった有名なヤシの木をかたどった「リゾート・パームトリー」を見ようと海岸線にあるマリオットホテルの最上階に昇った。

そこのレストランから見る「パームトリー」が絶景なのだそうだ。そこで昼食を摂り、街並みを歩いてみることにした。かなりむし暑いが、東京の真夏のような気候だったので我慢ができた。ドバイの紹介はこの辺に留めておこう。