神はどこから来たのか?
私は会社勤務時代、半導体製品の開発部にいた。職場では、半導体の動作周波数を観測するのに、オシロスコープという観測測定器のディスプレイを使う。
正弦波が二本、ディスプレイで同期するイメージを連想した。「そうだ」という返事が返ってきた。光の受信側で同期波を出せばいいというのがわかった。
同期波の種類は、光なのか、電波なのかを考えると、どうでもいいような反応なのである。光と同じ周波数が出せれば、なんでもいいみたいな感じなのだ。だから電波にした。
電波を受信器の中央に設置した図を書くと、「それでは波は集まらない」という返事。しばらく考えて、ならば受信機の両端に同期波の送信器を付けた。「集まる。だけど効率が悪い」ではと、四角に設置すると、「いい」という返事が返った。そこで理想的に考え、帆を円形に16方位にした図を考えると「さらに効率がいい」という返事が返ったのである。
波を集める原理については、「シュレーディンガーの波動方程式を見ればわかる」と聞こえた。この方程式名は、大学時代量子力学を履修した際名だけ憶えているが、なんのことだかわからない。
恒星間航行宇宙船の帆(集光器)が完成した。構想から完成するまで二年近くかかった。初めのころは、霊能力が弱かったのである。透明アルミができた後、直ぐ完成できたのである。
過去の人類の恒星間航行宇宙船は、実験機によるもので、秒速3000kmまでしか確認できなかった。近頃未来を考えると、地球人類が思い切った対策を実行し、見事に二酸化炭素の温暖化を解決した未来を感じた。地球人類が作り上げた恒星間航行宇宙船の速度は、なんと秒速10000kmになることが分かった。速度の制限は、帆の材料である金があまりないので大きな帆が作れないからなのだ。すごすぎる、地球人類。
また、未来がわかったのだ。地球からケンタウリ星系に行き、地球に戻って帰るのが西暦3000年前であることも分かった。ケンタウリ星系から戻って帰ると、月の軌道に巨大宇宙ステーション「ポセイドン」が待っていたのである。
恒星間宇宙船の住居リングの大きさは、直径200mぐらいである。西暦4500年の予定は、私が考えた計画なのだ。感じ取ったことではない。本気の本気になるとすごいね、地球人類。