生命における進化論と創造

前記の終わりの方で、人類は10億年生きると書いた。哺乳類の人類が10億年も続けて生きれば、今とは違う姿になるだろうと思う。宗教の世界では、生物は神による創造であるといわれている。しかし、実際の社会では、生物は長い時間かけて変化してきたと教えられている。ダーウィンの進化論である。

私の考えは、どちらでもない。実際の生物を見ると、ダーウィン進化論がいうような連鎖的変化が存在していないように思える。だから宗教が主張するように神が創造したという考えが生まれるのもわかる。

神は、生物を創造したりはしないのである。生物の発生は、宇宙線によるものと考える。宇宙線は、1回当たっただけで、生物が発生するものではないと考える。長い時間をかけて宇宙線が生物に当たることによって、遺伝情報が変わるという考えだ。単独で変わるのではなく、宇宙線は一様に当たるため、同一生物があるとき、一斉に遺伝情報を組み替えて変わるのである。もちろん、生まれてくる生物からである。生きている生物には、変化はみられないのである。

一斉に遺伝情報が変わるのは、数万年ごとかもしれない。もちろん、とてつもなく変化するわけではない。鳥ならば、羽の大きさや形が少し変わるようなものである。だが数万年ごとに変われば1000万年も経過するとかなり変化してしまうと予想する。生物が生息する環境でも宇宙線量が異なるため、元は同一種なのに、生息していた環境に応じて別の種に変わることも考えられる。

この生物が進化する分野の研究はされていない。どうして、生物に連鎖的変化がないのか分かっていないである。この分野は、生物学、物理学の共同研究が必要である。

新神論なのに、学術的なことばかり書いてしまった。これまでの宗教における生物は創造という考え方は、間違いだと確信している。でもそれを説明する生物の進化がはっきり分かっていないからここに書いたのである。人類が文明を長く続けていれば、これもわかるのではと思っている。