③地球型惑星が天の川銀河にいくつあるかの発想
ここはだれでも気になるところだろう。しかし、1990年以降ハッブル望遠鏡による太陽系外惑星の観測が始まったことで、地球型惑星が発見できていないため、そんなには多くはないだろうと思っている。
恒星間航行宇宙船でワープ航法を考えると、直ぐに「噓」と返事が何度も返るので、惑星間で交流はないだろうと考えた。
幾千、幾万ある地球型惑星の人々は、自分たちと同じような地球型惑星をよく観測したのだが、「発見できていない」という返事があった。「2万光年まで調査したがなかった」という返事である。
そこで質問を変えてみた。人類惑星がいる銀河系サイズはどれくらいですか? と質問すると全部「10万光年」であった。この答えで、銀河系のサイズが同じということは、宇宙線量が関係していると考えた。もしそうならば、宇宙線量を変えた実験をすれば、生物の有無がわかるのでは考えたのである。宇宙線量は、多くても少なくても生物は発生しない。適量が必要という考えに至ったのである。
さて肝心の天の川銀河に地球型惑星はいくつあるかであるが、同じ地球型惑星が発見できていない以上、いくつであると断定なんかできない。だから一つとしたのである。
④ダークマターの発想
我々のいるこの宇宙は、固まりからのビッグバンという大きな爆発から始まったと考えられてきた。爆発した後の膨張速度は、万有引力の法則では、次第に速度が落ちることになるはずである。
ところが、天体観測技術が進んだ現在で、宇宙の膨張速度を詳しく観測すると、速度が増していた。この速度が増すということは、万有引力以外の未知の力が宇宙にあることになる。この未知の力をダークマターと呼んでいるのをテレビ番組で拝見した。
番組の中で、海外の研究者が、宇宙に二つの物体を置くと、ゆっくりと離れるように移動する。その離れる加速度は100万分の1Gと弱いものである。そして宇宙の膨張と縮小の周期は1兆年ぐらいかもしれない。という解説をしていたのを覚えていた。
そこで私なりに考えてみた。もしかしたら物体と物体とが引き合う万有引力の他に、反発する力が働いているのではないか。そしてその反発力は、宇宙の膨張初期では強く働くような性質ではないかと考えたのである。学者や研究者でもない私は、この宇宙の謎解きに非常に興味があって考えたのである。