ダイヤモンドはくずになる

透明アルミの分子構造はダイヤモンドと同じ構造である。

したがって、いかに優秀な宝石鑑定師でも、ダイヤモンドか透明アルミかの区別ができなくなる。区別するには、削り取り、原子レベルの構造がわかる最拡大の原子顕微鏡でやっとだと思う。

ダイヤモンドは、完全にくず同然の価値しかない。100カラットのダイヤモンドは、自動販売機の缶ジュースより安くなるのである。

温暖化対策

人々が化石燃料を発見し産業革命が起こる以前の二酸化炭素濃度は、どういう変化をしていたのだろう。

産業革命以前は、二酸化炭素濃度は240ppm前後。この240ppmを中心に、前後の40ppm程度変化していたと思う。濃度が高い時期が温暖な気候で、植物が増えていくことで酸素が増えて二酸化炭素が減少し、200ppmとなる。

二酸化炭素が減ると、今度は気候が氷河期となって寒くなり、植物が減少し、動物から出る二酸化炭素で、濃度が増えて280ppmで温暖な気候になる。

濃度が増すと温暖になって植物が増えてきて、植物がたくさん増えると今度は濃度が減り寒くなる。氷河期が、太陽の活動の衰えというのは思いつきで、こちらの考え方が論理的といえる。

この気候サイクルを1億年以上繰り返して生物が続いてきたのだ。温暖化は、この生物による気候サイクルを壊しているのである。

温暖化が進むと、全ての生物の生殖機能を奪われ絶滅になる。対策するには、京都議定書で述べられた1990年レベルの二酸化炭素排出量ではなく、二酸化炭素濃度を240ppmにすることを目標としなければいけない。

二酸化炭素濃度による影響を真剣に研究している研究者は、240ppmに戻さないと悪くなることぐらい知っているのである。ただ人々が便利な生活を変えられないから、京都議定書の案でやれ!と脅迫され、震えながら妥協したのである。

2018年の二酸化濃度は、410ppmである。これを240ppmに戻さなければいけない。1990年の濃度は350ppm程度である。わずか28年で60ppmも増えている。もうすぐにでも減らすのだ。2050年には、化石燃料を一切使わないという決意で進めるのだ。

1990年の濃度の350ppmでいいのではと思う方はいるだろう。今より濃度が60ppm低下するので、気温の低下改善できるからいいのではと思うのも分かる。

ところが実際は気温は下がらないのである。地球の温度上昇には遅れ時間が発生するため、現在の温暖化は、30年から100年前の二酸化炭素濃度の影響による上昇だと考えられるからである。