俳句・短歌 句集 2022.01.05 句集「八ヶ岳南麓」より三句 句集 八ヶ岳南麓 【第44回】 浅川 健一 八ヶ岳の麓で暮らす医師の、四季折々の俳句集 この記事の連載一覧 最初 前回の記事へ 次回の記事へ 最新 一切を草に包んで草を刈る ぽつぽつと街の灯消ゆる夜の秋 秋の田や凜と藤村式校舎
小説 『あら、50歳独身いいかも!』 【第3回】 武 きき 帰ろうとすると「ダメだ。もう僕の物だ」――キスで唇をふさがれ終電にも間に合わずそのまま… 【前回の記事を読む】10歳年下の彼から突然の告白。戸惑いつつも相手を試すように口にした「私を○○○みる?」その言葉とは…はぁ~とため息が出る。久しぶりに男の匂い。ゆっくりベッドを出て、シャワーへ。「涼真君、私帰るね。終電に間に合うから」「ダメだ! 帰らないで。泊まって!」「何言っているの! 着替えも無いし。帰る……」ベッドに引っ張られ涼真君の腕の中。「ダメ。明日休みだから買い物行って、映画も見よ…
小説 『テラスの旅路Ⅰ』 【第16回】 響乃 みやこ 「300年前までは、人間もたくさんいて文明も栄えていた」という事実。当たり前の知識だと思っていたけど…知っているのは私だけ? 【前回記事を読む】黒猫を全力で追いかけていると、明らかに人為的に作られた川や橋、そして巨大な建造物が出てきた。猫はそこで立ち止まり…「おいティーナ!」「ログ?」すぐにログが駆け寄ってきて、心配そうな目でティーナを見た。しかし、ティーナの無事がわかると、呆れ顔になって、ため息をついた。「なにやってんだよ」「ごめん……」子猫は自分を助けてくれた人の怪我すら気にせず、自分の親の元へ走っていった。「にゃ…